キーワードカニバリゼーションの対策を考える
最終更新日:2014年5月28日
キーワードカニバリゼーション(キーワードの共食い)とは、サイト内に同じような内容のページが多いため、それらのターゲットキーワードで検索しても検索結果に表示されないページが出てくる現象のことです。
サイトに設定したテーマで記事を更新していると、どうしても以前書いた記事と同じターゲットキーワードで記事を書くことがあります。しかし、同一ドメインの場合、検索結果に4ページ以上そのキーワードに関するページは表示されません。
同じターゲットキーワードでたくさんの記事を書いても、ほとんどは検索結果に表示されないので書いた意味がなくなってしまいます。
また、同じようなページがたくさんあると検索エンジンはどのページを検索結果に表示させればいいのかうまく判断できないことがあります。その結果、サイト管理者が表示させたいと考えている記事が表示されず、そのページより重要度の低いページが表示されることもあります。
検索サイトで「site:自分のブログURL キーワード」と入力することで自分のサイト内のそのキーワードに関する記事を検索することができます。あなたのターゲットキーワードのページはどのくらいありますか?重要なページが上位に表示されていますか?
当サイト内をロングテールで検索するとまあそんなものかという結果でした。
site:http://nar-seo.com ロングテール
キーワードカニバリゼーションの対策
このような状況はサイトの価値を低くしています。キーワードカニバリゼーションを防ぐ対策を行なうことで、重要なページを検索結果に表示させユーザーにより価値のある情報を提供できるようになります。
キーワードカニバリゼーションを防ぐ対策としては、次のようなものがあります。
重要なページにリンクを集める
特定のキーワードに関する内部リンクを張るときは、似たようなページそれぞれにまんべんなくリンクを張るのではなく、特に重要だと考えるページにリンクを集めるようにしましょう。
リンクが集まるということはそのページが参考になるということです。リンクを集めることで、サイト管理者がそのページを重要だと考えているとGoogleに伝えることができます。外部の関連サイトからリンクを張る場合も同様です。リンク先を絞ることでそのページの重要度を高めることができます。
ページを集約する
情報を求めるユーザーは中身の濃いコンテンツを喜びます。ターゲットキーワードについて視点や切り口を変えたページがいくつもあるのなら、それらを集約したボリュームのあるページを作るのも効果的です。そういったページはユーザーをより引きつけます。
神経質になる必要はない
数十ページから数百ページのサイトであれば、似た内容のページもあまり多くはならないのでキーワードカニバリゼーションを気にする必要はありません。内部リンクを張る時に、あなたが比較的重要だと考えるページにリンクを集めることを意識しておけばそれで十分です。
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