ペンギンアップデート – Webスパム対策の検索アルゴリズム

公開日:2013年10月9日
 最終更新日:2013年11月11日

ペンギンアップデートは、Googleが導入している検索アルゴリズムです。これは、過剰なリンクやリンクの売買などガイドラインに違反する行為を行い、意図的に検索順位を上げようとしているサイトの排除を目的として導入されています。

この検索アルゴリズムに検出されたサイトは、評価を落とされ検索順位を下げられます。

Webスパム対策の検索アルゴリズム

ペンギンアップデートは2012年4月に初めて導入されました。その際、Googleは公式ブログで次のようにアナウンスしています。

  • ユーザーのためにならない裏ワザのような手法を使って、検索順位を上げようとするブラックハットSEOが後を絶たない
  • そこでWebスパムをターゲットにして重要な変更を検索アルゴリズムに施した
  • これは品質に関するガイドラインに違反しているサイトについて検索順位を下げる対策である
  • ホワイトハットSEOを駆使して、良質なサイト作りに専念すれば引っかからない
  • 検索アルゴリズムの変更は、すべての言語で同時に実施される
  • 言語によって異なるが、3~5%のサイトに影響を与える

良質なサイトをより高く評価するために | Google ウェブマスター向け公式ブログ

品質に関するガイドラインで禁止されているWebスパムには、次のようなものがあります。このようなWebスパムを行っているサイトを検索アルゴリズムで自動検出して、検索順位を下げる対策が行われました。

  • 自動生成されたコンテンツ
  • リンク プログラムに参加すること
  • クローキング
  • 不正なリダイレクト
  • 隠しテキストや隠しリンク
  • 誘導ページ
  • 無断で複製されたコンテンツ
  • 十分な付加価値のないアフィリエイト プログラムに参加すること
  • コンテンツに関係のないキーワードをページに詰め込むこと
  • フィッシングや、ウイルス、トロイの木馬、その他のマルウェアのインストールといった悪意のある動作を伴うページを作成すること
  • リッチ スニペットマークアップを悪用すること
  • 自動化されたクエリを Google に送信すること

Googleガイドラインが禁止するスパム行為

ペンギンアップデートは、その後も断続的に更新が行われています。これらの時期に前後して、アクセス数が減るなどの現象が起きたらペンギンアップデートに捕捉された可能性が高いです。

  1. ペンギンアップデート 1.0 2012年4月24日
  2. ペンギンアップデート 1.1 2012年5月25日
  3. ペンギンアップデート 1.2 2012年10月5日
  4. ペンギンアップデート 2.0 2013年5月22日
  5. ペンギンアップデート 2.1 2013年10月4日

ペンギンアップデートの影響

順位が落ちたサイトの特徴

これまでのペンギンアップデートで順位が急落したサイトの特徴が、いくつかのサイトで紹介されています。

「ペンギンアップデート」傾向と対策 (1/2) | インターネットコムが確認している影響の受けたサイトの共通点

  • 過剰な相互リンクを行っているサイト
  • 価値の無いリンク集から大量のリンクをもらっているサイト
  • 内容が薄いサイトやコンテンツが無いサイトからリンクされているサイト

ペンギンアップデート関連の情報を1か月間見て分かった事など | SEO Imagination!ブログが影響を受けたサイトの情報としてよく目にしたサイトの特徴

  • 過剰な相互リンクを行っているサイト
  • 価値の無いリンク集から大量のリンクをもらっているサイト
  • ワードサラダからリンクを多数のリンクを受けているサイト

あなたは大丈夫? 隠しテキストとキーワードの乱用はペンギン・アップデートの餌食に | Web担当者Forumが事例として紹介している順位を落としたサイトで発見したスパムの痕跡

  • 隠しテキスト
  • たくさんのキーワードを詰め込んだalt属性とtittle属性
  • ユーザーに気づきにくくしたフッターリンク
  • 通常のテキストに偽装しているリンク
  • キーワードリンクを詰め込んだ中身の無いコンテンツ

Googleペンギンアップデート2.0 傾向と対策 | SEMリサーチが紹介する影響を受けたサイトが駆使していたWebスパムの例

  • 中国語やタイ語などの外国サイトに自サイトへのリンクを張る
  • 簡単な説明文とリンクを、様々な無料ブログや独自ドメインで立ち上げたサイトに貼り付けいく
  • 無料ブログを大量に作って、脈略のない文章のキーワードにリンクを埋め込んでいく
  • リンク獲得を目的とした低品質なディレクトリへの登録
  • 中身の薄いページからのリンク

事例報告

また、実際に影響を受けたサイトを運営している人の報告もいくつかあります。

こちらの人は、トップページにキーワードだけのリンクを大量に張るなど強引なSEOをしていたために、主力サイトのアクセス数が8割減、その他のサイトも5割減と大打撃を受けています。

ペンギン・アップデートで大打撃!敗戦の弁と今後の見通し | アフィリエイト体験談 9割は失敗だった

こちらの人は、アクセス数が4割減と影響を受けています。被リンクが原因と予想していますが、心当たりが多すぎて、どのリンクが問題なのかは掴みきれてないそうです。

Googleペンギンアップデートの影響 | サルぶろ☆

こちらは海外のWordPress情報サイトの事例です。ペンギンアップデートが到来した途端、アクセス数が8割減となりました。このサイトで配布しているテーマのフッターリンクが原因ではないかと考えています。

ペンギン・アップデートからのリカバリー事例、WPMUの場合 | WEB戦略ラウンドナップ

こちらのサイトで紹介する事例では、ペンギンアップデート導入直後に検索順位が急落しています。被リンクの半数以上が、有料リンクや自作自演リンクなどの不自然なリンクに相当し、これが原因ではないかとにらんでいます。

ペンギン・アップデートから立ち直ったあるWebサイトに関するレポート|SEOまとめ

こうしてみると、特に外部リンクに関係するスパムによりペナルティを受けた例が多いようです。下の2つの事例では、原因と考えられるリンクを外すことにより、検索順位を回復させることに成功しています。

ペンギンアップデートの対応策

ペンギンアップデートは自動処理

手動ペナルティの場合、Googleが指摘した箇所を修正して再審査リクエストを送ればペナルティは解除されます。

しかし、ペンギンアップデートは検索アルゴリズムによる自動処理なので、再審査リクエストは機能しません。問題を自分で見つけて修正した後は、Googleが再評価を行なうまで待つ必要があります。

対応策

まず、品質に関するガイドラインを読みなおして、自分がどのスパムを行ったのか特定しましょう。

隠しテキストなどの内部的なスパムであれば、早急に修正しましょう。事例から考えると最もありそうなのはリンク関係のスパムです。

  • 中身の薄いサテライトサイトからのリンク
  • 有料リンク
  • 大量の相互リンク
  • 関連性のないサイトとの相互リンク
  • 意味のないディレクトリへの登録

こういったリンクはできるだけ外すようにしましょう。自動処理なので中途半端な修正では受け入れてくれません。

外部リンクは相手先に依頼して外してもらうケースもあります。しかし、対応してくれないサイト運営者もいます。その場合、リンク否認ツールを使うと良いでしょう。


上で紹介したWEB戦略ラウンドナップでは、記事のおわりにペンギンアップデートによるペナルティのことを「仕込んでいたリンクが時限爆弾のように破裂している印象」と表現していますが、まさしくそのような印象を受けます。

検索アルゴリズムの精度向上に伴って、不自然なリンクは今後ますますリスクが高まるでしょう。

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